こんにちは!蕨駅から徒歩7分、アール歯科クリニック川口芝です。
2023年5月から開設させていただいたブログも早いもので今年最後の投稿となりました。いつもお読みくださり本当にありがとうございます!
2024年も変わらずお口にまつわるお役立ち情報を発信していければと思います✨
冬は歯科医院でも急患が増える!?
1月・2月は寒さも一層強まり、感染症のシーズンが本格化しますね。
受験生がいるご家庭をはじめ免疫対策に力を入れている方も多いのではないでしょうか?
実は風邪やインフルエンザが流行する「冬」は、内科だけでなく歯科の急患が増える時期だったりします。
風邪やインフルエンザでなぜ?と思われる方もいらっしゃると思いますが、今回はそんな歯と免疫の関係についてお話したいと思います。
口腔内フローラと免疫
お口の中には腸内と同じく善玉菌・悪玉菌・日和見菌が生息していて、細菌叢という社会を形成しています。この細菌叢のことを“口腔内フローラ”と言います。
口腔内フローラを形成する細菌の種類は大人で約300~700種類といわれ、良く歯を磨く人で1000~2000億個の細菌、歯を全く磨かない人では1兆個もの細菌が生息していると言われています。
数字のスケールが大き過ぎてイメージが沸きにくいですよね。
そんな多くの細菌がいるにも関わらず、私たちのお口が健康を維持できる理由の1つに“免疫”の存在があります。口腔内は毒素を排出する細菌とその働きを抑え込もうとする免疫とが拮抗し、その甲斐あって口腔内のバランスが保たれていると言えます。
「むし歯と風邪」は関係あるの?
歯科医院では突然歯が痛くなった急患の方に「最近風邪など引かれましたか?」とお伺いすることがあります。すると「いえ、風邪はひいていません」という方もいれば「そういえば先週風邪をひきました」という方いらっしゃいます。
「むし歯の痛みになぜ風邪が関係するの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのですが、風邪で免疫力が落ちて細菌側が優位になり、症状が一気に悪化することがあるのです。
むし歯や歯周病は細菌が引き起こす
特に重度のむし歯に伴う歯根嚢胞(根尖病巣)や歯周病は、免疫力が落ちることで悪化に転じやすい注意が必要な病気です。
歯根嚢胞(根尖病巣)
重度のむし歯で神経が壊され、根の奥に膿がたまる病気です。神経が死んでしまうので自覚症状が出にくい一方、風邪やストレスがきっかけで一気に増大することがあります。
歯周病
歯周ポケットで増殖した細菌が毒素を排出し、歯ぐきや顎の骨にダメージを与える病気です。歯周病は細菌による感染症なので免疫力が落ちると悪化する可能性があります。
年末年始は特に注意!
年末年始の休診で、冬休み前後は予約が混み合います。
痛みが出てもすぐに診てもらうことができないこともありますので、しっかり免疫力を高め、お口のケアをいつも以上に心がけていただければと思います!
免疫力を高めるために…
・首、手首、足首、お腹を温める
・体を温める食材(唐辛子・シナモン・コショウ・ニンニク・生姜など)、黒い色の食材(黒ゴマ・黒豆)などを摂る
・ぬるめのお風呂(38℃~40℃くらい)につかる
また、副交感神経を優位にして質の良い睡眠を取り、肉体を回復させることも大切です!
副交感神経を優位にするために…
・首、仙骨、肩甲骨と肩甲骨の間などを温める
・ストレッチやヨガなどゆっくりとした運動を取り入れる
・深い呼吸を意識する
アール歯科クリニックの年末年始の診療案内
2023年は12月29日(金)午前まで診療いたします。
新年は1月4日(木)から通常通り診療いたします。
川口市では休日に当番制で診察を行っています
※受診前は必ず各医院までお電話にてご連絡ください。
診療時間 午前9時~午後5時(昼休みあり)
アール歯科クリニック川口芝のサイトはこちらをご覧ください💎
お電話でのお問い合わせやご予約は☎03-3919-4618
インターネットでのご予約はこちらから24時間お待ちしています♪